フローリング張り替えの費用と工事期間

住まいの中で最もよく利用する床材といえば、フローリングです。
昔の一般家庭は主に畳でしたが、生活環境の変化から近年ではフローリングの建物の方が多くなり、さらに畳と比べても床材のバリエーションが豊富で素材や色の種類、価格なども色々あって選びやすくなっています。

しかし、あくまで素材は木材ですので、一生綺麗なままの状態が続くということはなく、経年とともにも劣化もしますし、いつかは張り替える必要が出てきます。

フローリングが劣化する主な原因として日焼け、傷、水分の３つがあります。
フリーリングは紫外線による日焼けの影響を受けやすく、特に南向きの部屋や日当たりのいい場所は注意が必要です。
また、日々の生活で毎日フローリングの上を歩きますし物を置いたりするので、傷をつけずに過ごすのは不可能と言えます。
水分吸収による変色も劣化する要因の一つで、水分を吸収すると腐食しやすくなり、結果として床の寿命を早めることになります

フローリングは常に直接触れる部分で、お住まいの中でも非常に重要な箇所なので、劣化の兆候が見られたら内装リフォームによる張り替えを検討しましょう。

一般的にフローリングの耐用年数は10年から15年前後とされています。
ただし、これはあくまで一般的な目安であると覚えておきましょう。

フローリングは日々必ず誰かが歩く箇所ですし、さらに重量のある家具や荷物を置いている場所は私たちの想像以上に負担がかかっています。
特に、フローリング材の剥がれが生じている場合や床鳴りがする場合、下地そのものが傷んでいる可能性があるので注意しないといけません。

フローリングの張り替え時期の目安は耐用年数そのままに10年とされていますが、その期間内であっても痛みが目立ってきた時は張り替えを検討するタイミングと言えます。
以下のような症状に気づいたら、内装リフォームによる張り替えのタイミングと考えて良いでしょう。

歩くと床鳴りがする、きしむ
歩くと床が沈む
床材の汚れや黒ずみ、変色がある
床材に剥がれなどがある

特に、歩いた時に床が沈んだり、剥がれて下地が見えているような場合はフローリングの寿命が来ていると考え、内装リフォームのタイミングと思うようにしましょう。
フローリングの劣化を放置していると、表面の床材だけでなく下地部分にまで悪影響を及ぼしかねないので、早めの内装リフォームの検討が大切です。

フローリングの張替え費用は、現状の床材の種類の違い、カーペットなのか畳なのかなどによって、張替えの手間や工法が違うため費用差が発生します。

ここでは、あくまで参考ですが、3つのパターンにおけるフローリング張替え費用をご紹介します。

・カーペット、クッションフロアからの張替えの場合

カーペットやクッションフロアは簡単にはがすことができるため、張替え費用は比較的に安価になります。

4.5畳 ： 7〜9万円
6畳 ： 8〜10万円
8畳 ： 9〜12万円

・畳からフローリング張替えの場合

畳からフローリングに張り替える場合、下地を調整し高さを揃える必要があるため、張り替え費用は比較的に高くなります。

4.5畳 ： 12〜15万円
6畳 ： 15〜18万円
8畳 ： 19〜22万円

・フローリングからフローリングへの張替えの場合

フローリングからフローリングへの張替えの場合、フローリングの張り方によって費用が大きく変わります。
上張りの場合、既存のフローリングをはがさない分、張替えに比べて安く施工できます。

4.5畳 ： 8〜10万円（上張り） / 11〜13万円（張替え）
6畳 ： 10〜12万円（上張り） / 14〜16万円（張替え）
8畳 ： 12〜15万円（上張り） / 17〜20万円（張替え）

フローリングの張替えにかかる日数は、平均で約2日～5日が目安になります。
上張りか張替えかでも期間は変わってきますし、施工する面積によっても大きく変動しますので、事前に内装リフォーム業者に確認しておきましょう。